国際疾病分類(ICD)とアメリカ精神疾患診断マニュアル(DSM)
世界保健機構(WHO)が出している精神疾患に関する分類に国際疾病分類(ICD)があります。現行では、ICD-10が使用されていますが、2022年に改訂版ICD-11が作成される予定です。2019年には、ゲーム依存症を精神疾患とすることが発表されました。
アメリカ精神医学会が定めた精神障害に関するガイドラインにDSM(アメリカ精神疾患診断マニュアル)があり、世界的なベストセラーとなっています。2013年に第5版に改訂されました。新しい精神疾患や精神障害が増加しているのは、このマニュアルが改訂されるたびに、追加が行われるという面もあります。
このマニュアルには、精神疾患の類型として、一般的な精神障害である、うつ病や双極性障害、統合失調症や強迫性障害等の他に、適応障害や摂食障害なども分類されています。摂食障害は、拒食、過食、異食の精神疾患の総称です。
これらの海外の診断マニュアルの他に、日本では、重度の知的障害と重度の肢体不自由を運動機能と知能指数で分類し区分したものに「大島分類」があります。
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