参考書は「過去問題」で出来ている

過去問題について、勘違いしている人が多数います。私の教え子達も、どこで仕入れてきた情報なのか、過去問題は3年分で十分。後は不要、役に立たない。その理由を聞いてみると、福祉の法律や制度は変わってしまうから。なんだそうです。

私の意見は少し違います。なぜなら、法律や制度が変わる科目は、社会保障や福祉行財政と福祉計画などの一部の科目、そしてその一部の科目の中の一問か二問です。それなのに、実(まこと)しやかに、過去問が役に立たないなどという情報が、流れるのしょうか?

考えられるのは、大手出版社の参考書。これは、過去3年とか過去4年とかの区切りで販売しています。古い問題は扱いませんね。遡って購入するとお金がかかるし、しかも、お金を払っても入手不可能です。入手不可能な、4年前、5年前の問題よりも、それが落とし込まれた参考書を購入した方が良さそうです。このように現実的には、参考書、問題集を購入できる範囲で、勉強するしかないのが現状です。

ですから、多数派の古い過去問題は役に立たない情報は、実際には現状認識として成り立っているし、これはこれで仕方ないとも言えます。

さて、私は参考書の執筆を数多く手がけていますが、毎年の国家試験問題に対応して、加筆訂正を行っています。ですから、当然の事ですが、参考書は過去問題の積み重ねで出来ていると断言することができます。参考書が丸暗記できれば、過去問題を(全部ではありませんが)一部は「自家薬籠中の物」と出来るわけです。

しかし、記憶術の基本である、「考えて問題を解く」「答えを見る」「記憶する」の過程を飛ばして、参考書を丸暗記するのは、結構大変ですね。

ですから過去問題として取り組めば、記憶術の基本である「考えて問題を解く」過程を暗記に盛り込むことが出来るし、過去問題の繰り返しは「国家試験問題」を「正誤ポイント」で理解し、「正誤パターン」を習熟すれば、社会福祉士国家試験お得意の、初出難問にも正解できるようになります。試験勉強は「なるべく楽して効率的に」がお勧めです。

入手不可能なはずの過去問題と正誤ポイントはここにあります。

https://haruka8spot.thebase.in/



0コメント

  • 1000 / 1000