エクソ・レベル・システム
普段、何気なく使っている「システム」という言葉は、
いざ、説明するとなると、少し戸惑いますね。
私は、これを「整理されて関係付けられた仕組み」などと教えています。
一つの全体的なシステムは、それらを区分した「サブ・システム」で構成されます。
サブは「下位」とか「補助」とかいう意味です。
さて、システムをミクロとかマクロとかの領域に当てはめて考えてみましょう。
広い拡大的領域をマクロと言います。
辞書などには「巨視的」などと言う訳が当てられています。
細かく分けた領域をミクロと言います。
辞書などには「微視的」などと言う訳が当てられています。
通常は、その中間をメゾと言って、三領域で説明します。
これらの領域を段階毎に分けるという意味で、レベル(水準)という言葉を当てます。
メゾ・レベルは、個人や家族など
メゾ・レベルは、地域や組織、団体など
マクロ・レベルは、国や政策、広げると国際関係とか
でも、ネットワーク(繋がり)等の関係性に注目すると、
ネットワーク領域は、エクソを加えて4領域で分類されます。
細かい方から、ミクロ、メゾ、エクソ、マクロになります。
ミクロ・レベル・システムは、個人や家族などが、直接つながるレベルです。
メゾ・レベル・システムは、ミクロ・レベルが幾つか集まって広がる地域的レベルです。
エクソ・レベル・システムは、直接つながらないけれども、間接的に関係があるレベルです。
マクロ・レベル・システムは、様々なレベルを統合した社会構造に関わるレベルです。
単純に、ミクロ、メゾ、マクロで分類するか、
繋がりに着目して、エクソ(間接的繋がり)レベルを入れて四分類するか、
それほど重要ではないので、悩まずに覚えましょう。
耳慣れない「エクソ」という言葉が出題されても、
本人ではなく身近な人を介して間接的に関係する領域だと
焦らずに思い出して下さいね。
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