精神障害者のソーシャル・スキル・トレーニング
うつ病の認知療法の創始者はベック,R.C.です。
精神疾患の患者への「認知療法」では、患者の認知が事実かどうか検証し、その考え方のゆがみを修正していきます。
認知行動療法は、「認知療法」と「行動療法」を併せた治療法の総称です。
認知行動療法で最も期待される効果は、物事の捉え方のゆがみが修正されることです。
避けたがっている問題と向き合い、徐々に行動することで、行動変容をめざし、精神的苦痛と身体症状を改善していきます。出来ないことを少しずつできるように訓練する場合に有効です。
認知行動療法と社会学習理論の考え方を応用したリハビリテーションプログラムに、生活技能訓練(SST:ソーシャル・スキル・トレーニング))があります。SSTは、精神障害者等が社会復帰する前に対人関係技能の改善を目指す行動療法で、発達障害者にも行われています。
医療専門職が参加して、挨拶をする。人の要求を丁寧に断る。謝る。などが出来るように、練習します。
考え方の間違いに気づかせ、少しずつ行動を修正していく訓練です。
自立訓練は、入浴、排せつ、食事などの自立生活のための訓練です。
自分で緊張を和らげることができるようになるのは、リラクゼーション法です。
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