ソーシャルワーカーとソーシャルワーク

社会福祉の実践は、イギリスから始まってアメリカで理論化されました。ですから、カタカナが多く、覚えるのが大変です。しかし、専門職同志のカンファレンス(会議や打ち合わせ)に必要なので、いくつか覚えておきましょう。社会福祉の実践または援助を「ソーシャルワーク」と言い、社会福祉の仕事をする人を「ソーシャルワーカー」といいます。社会福祉の利用者に社会福祉の制度などの社会資源を結びつけ、福祉サービス利用の促進を図るのが主な仕事です。

社会福祉の援助(ソーシャルワーク)には、ケースワーク(個別援助)、グループワーク(集団援助)、コミュニティワーク(地域援助)などがあります。グループワークは、グループワーカーがグループを編成し、グループ活動を通じて支援を行います。そこでは、参加者のグループダイナミクスが活用されます。「グループダイナミクス」は、集団の持っている力のことです。集団の一人ひとりが、お互いに支援し合うことで、一人ではできないこともできるようになる場合があります。グループワークを用いた指導は、個別指導と比較して、参加者の持つ体験を活用しやすいことも利点のひとつです。

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