マススクリーニングと特異度

北朝鮮の応援では、一糸乱れぬ「マスゲーム」をやりますね。昔は、高校野球の応援でも見かけました。色や字のボードを次々とひっくり返したり、出したり引っ込めたりするやつです。マス(mass)は、集団とか大量とかいう意味です。

医療現場では、集団健診または検診のことを「マススクリーニング」と言います。健診は総合的な健康診断、検診は特定の病気の診断です。健診で特異度を上げると偽陽性はどうなるか。なんて質問されてもチンプンカンプンですね。

検査や調査で感度(感じ取る度合い)の基準を上げると必要な人を発見できなくなる可能性があるし、基準を下げると必要がない人まで対象者になる可能性があります。ですから、特異度(疾病なしと正しく診断する確率)を上げると、偽陽性(間違えて陽性と診断される)は下がります。

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