ケースアドボカシーとコーズアドボカシー

アドボカシーは、個人や家族を対象にした、「ケース・アドボカシー」と

地域や集団を対象にした「クラス(コーズ)・アドボカシー」の二つに大別されます。

クラスアドボカシーとコーズアドボカシーは同じ意味で使われています。

コーズ・アドボカシーは、「特定のニーズをもつ集団の権利を擁護していくこと」

という意味なんですが、イマイチ覚えにくいですね。

コーズ・アドボカシーのスペルは[cause advocacy]です。

この[cause]は、もともと、原因という意味です。

クラスアドボカシーの「クラス」は、集合体という意味ですから

コーズアドボカシーで覚えずに、クラス(コーズ)アドボカシーで覚えれば、

個人や家族を対象にするのが、ケースアドボカシーで

地域や集団を対象にするのが、クラス(コーズ)アドボカシーである。

と対比させて覚えることが出来ます。

そうすると、コーズ・アドボカシーは、特定のニーズ(原因)をもつ集団(クラス)の権利を擁護していくことだと理解しやすいと思います。

アドボカシーは、「代弁」とか「権利擁護」という活動です。

対象によって「ケース・アドボカシー」「コーズ・アドボカシー」「クラス・アドボカシー」「セルフ・アドボカシー」などと呼び方を変えます。

当事者自身が、自ら行動を起こし、権利を主張していくことを、「セルフ・アドボカシー」といったりします。

なんで「セルフ(自分自身)」なのに「アドボカシー(代弁)」なんだ!と

突っ込み所満載ですが、ここは文句を言わずに、ぐっと堪えて、対象による使い分けだと割り切って覚えましょう。

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