社会的ジレンマ
社会的ジレンマは、個人の利益を追求することで、集団全体として不利益な結果となる事例です。代表的なものに、「囚人のジレンマ」と「共有地の悲劇」があげられます。囚人のジレンマは二者間の葛藤、共有地の悲劇は集団内の葛藤の例です。
「囚人のジレンマ」は、二人の囚人が協調して黙秘すれば、無罪になる可能性があるにもかかわらず、それぞれが自分に一番有利な選択をした結果、犯罪を自白し、結果として有罪になってしまう状況を言います。
「共有地の悲劇」は、各人が共有地で飼う家畜の数を増やしたために牧草が減り、結果として家畜の数を減らしてしまう状況を言います。
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