アファーマティブ・アクション

アファーマティブ・アクションとは、積極的格差是正措置の事です。

ロールズは「正義論」の格差原理の中で「最も不利な状況に居る人が最も有利になるように配慮しなければならない」と主張しました。

これにより、アメリカ政府は、雇用や教育などの面で、黒人や女性に対して優遇政策をとりました。

ヨーロッパでは、同じ政策を、ポジティブ・アクションと言います。

最近のニュースでは、日本の医科大学の男子学生優遇措置が、問題になっています。学力の劣る男子学生への優遇措置で、優秀な女子学生が不利益を被るのは、アファーマティブ・アクションとは言えませんね。

貧困家庭の子どもに、ボランティア学生の家庭教師が付くのは、積極的格差是正措置と言えない事はなさそうですね。

依怙贔屓や差別のニュース毎に、これはアファーマティブ・アクションに該当するとか該当しないとか、考えてみると面白いかもしれませんね。

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