障害者の人数
障害者の人数は、障害者手帳で算定します。
身体障害者手帳を持っている人が身体障害者であるという定義ですから、人数はドンピシャです。しかし、これは「身体に障害がある人」ではなくて「手帳を持っている人」ですから、果たして正しい数字かは疑問が残るところですね。392万人ぐらいです。
知的障害者は、家族が知的障害者であることを隠そうとしたり、軽度の知的障害では、障害に気が付かなかったり、手帳を申請しなかったりする場合が多いので、
その人数は曖昧です。把握されている数はあくまで療育手帳所得者ですから、潜在的知的障害者やボーダーラインの人達が相当数存在することが想像できます。
最近は、障害者法定雇用率の引き上げにより就職に有利になったことから、療育手帳の取得が増えているようで、74万人ぐらいになっています。
精神障害者は、鬱病患者の増加から、通院医療の自己負担の軽減のための手帳取得者が増えています。精神障害者の増加というよりは、精神疾患の増加で人数が増えている感じですね。これも392万人くらいです。
「障害者雇用促進法」の法定雇用率の引き上げにより、雇用側も従業員の手帳申請を奨励するようになっています。これが、障害者の増加に拍車をかけています。
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