年金は損か得か

年金は損か得か考えた事がありますか。

ちょっと計算してみましょう。

本当は、保険料は変わるので、変わったので、もっと少ないですが、

一番高い現在の保険料で計算します。

給付額も変わるので一概に言えませんが、現在の給付額で計算します。

現在の保険料は、16,340円です。

12か月で196,080円です。これを40年間払って、7,843,200円になります。

現在の給付額は、年額で779,300円ですから、何年で元がとれるか割ってみましょう。

すると、10年で元がとれます。差額が50,200円なので、厳密に言うと、10年1カ月で収支はプラスに転じます。

保険料を払い終わって、給付される側にまわってから、10年1カ月以上生きた人は、給付額が支払額を上回って得をするということになります。

これは、物価の上昇とか様々な要素が絡み合いますから一概には言えませんが、現在の様に物価が上がらず給料だけが下がる状況だと、保険料は滞納せずに納めておいた方が得のようです。

もちろん、これは基礎年金だけの話ですから、サラリーマンはこれに厚生年金が加算されます。それだけではありません。40年間支払わなくても、障害年金や遺族年金は、その時点での要件を満たすだけで給付されます。一応保険なので、保険をかけとけってわけです。ですから、万が一の障害や死亡と10年で元をとることを考えれば、無理しても保険料を支払った方が無難です。

だだし、10年生存せず、家族も居ない人にとっては、残念な事になります。

それでは、ちょっと65歳の平均余命をみてみると、

男性19年、女性24年です。男性の平均でも、収支は700万円プラスです。

ですから、保険料では賄えなくて、税金を投入しているわけです。

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