一般会計予算と特別会計予算
一般会計予算と特別会計予算の区別はつきますか。
社会福祉に関する国の予算は、
社会保障給付費とか社会保障費用統計とか社会保障関係費とか言います。
社会福祉に関する地方自治体の予算は、
民生費と言います。
予算の中で、福祉にどれだけお金が使われているかをみるには、
国だと社会保障なんたらかたら、地方だと民生費をみれば大体わかります。
国の社会保障給付費は約117兆円です。
国の一般会計予算は訳97~8兆円ぐらいです。
ここで、国の予算より社会保障給付費の方が多いじゃないか。
どういう事。
と疑問を持ってもらいたいです。
一般会計予算のうち社会保障関係費は、約33%、約33兆円です。
一般会計予算は、国会で審議する国の予算です。
特別会計予算は、国会で審議しない予算です。
なぜ、審議しないかというと「特定財源」だから。
収入(どうやって集めるか)と支出(何に使うか)が決まっているから審議する必要が無い、というわけです。
高速道路の通行料は、道路特定財源だから道路の設置や管理に使う。
社会保険の保険料は、社会保険の給付に使う。
こんな感じです。
社会保障給付費には、一般会計予算の社会保障関係費だけじゃなく、
特定財源の社会保障・社会福祉に関する予算も加算されるから、
一見、国の全予算より多くみえるというわけです。
特別会計予算は重複がある「らしい」ので、これを引いても、
一般会計予算の二倍近くある「らしい」です。すみません曖昧で。
特別会計予算と一般会計予算を合計すると約245兆円ぐらい「らしい」です。
しかし、その48%、およそ半分が
「社会保障関係費」とか「社会保障費用統計」とか言われるものです。
国民の福祉にかかる予算、結構多いですね。
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